オーストラリアの小学校 日本との違い ー 授業編 ー

小学校 教育・子育て
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こんにちは、

今回はオーストラリアの小学校の様子を紹介させていただきます。
オーストラリアの小学校と日本の小学校は、少し違っているところもあるので話のネタにどうぞ読んでみてくださいネ^ ^

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オーストラリアの小学校は何年生まで?

まず、オーストラリアの教育制度は州によって異なります。
筆者が住んでいるのはクイーンズランド州なので、この記事ではクイーンズランド州をもとにお話をさせていただきます。

オーストラリアでは日本のように小学校1年生から6年生、中学校1年生から3年生、高校1年生から3年生、とは言いません。

日本で言う小学校1年生から高校3年生まで全てを通して、イヤー1(Year1)からイヤー12(Year12)と言うように学年を呼びます。

    • Year1からYear6:小学生
    • Year7からYear9:中学生
    • Year10からYear12:高校生

また、Year1(イヤー1)を始める前にPreparatory Yearと言って、オーストラリアではPrep(プレップ)と呼ぶ1年間があります。

Prep(プレップ)として1年間の準備学級を経てから1年生(Year1)になります。

Prep(プレップ)は小学校入学前の児童が、小学校生活という大きなステップに適応するための準備期間として設けられています。

小学生

プレップに入るのは、その年の6月30日までに6歳になる児童です。

ですが、

オーストラリアでは保護者が入学させるかどうかを決めることもできます。

例えば、プレップの就学可能な年齢ギリギリの時期に子供が6歳になる場合、1年遅らせて次の年からプレップに通わせることもできます。

参考までに以下に小学校〜高校卒業まで(Year1〜Year12)を表で紹介します。

年齢 オーストラリア 日本
5歳 Prep 幼稚園
6歳 Year1 小学1年生
7歳 Year2 小学2年生
8歳 Year3 小学3年生
9歳 Year4 小学4年生
10歳 Year5 小学5年生
11歳 Year6 小学6年生
12歳 Year7 中学1年生
13歳 Year8 中学2年生
14歳 Year9 中学3年生
15歳 Year10 高校1年生
16歳 Year11 高校2年生
17歳 Year12 高校3年生

オーストラリアの小学校では、学年のひとくくりは、
7月1日生まれ〜6月30日生まれ
で区切られます。

今回は小学校の話なので、これはちょっと余談になりますが、、、、

オーストラリアでは、大学進学希望者は日本の大学受験のような受験はなく、Year12が修了する前に各州で行われる試験があり、その試験の結果次第でどこの大学に進学するかを決めることができます。

日本の義務教育は中学3年生までですが、オーストラリアの義務教育期間はYear10までです。

 

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オーストラリアの小学校には時間割がない!?

すでに冒頭でも言いましたが、オーストラリアの教育事情はそれぞれの州や学校によっても多少の違いがあります。

ですから、この記事では筆者の子供たちの経験をもとに紹介させていただきますね。

小学生

小学校の朝は、8時45分に予鈴が鳴り、 実際にクラスが始まるのは8時50分です。
そして2時55分に学校が終わります。
(始まりと終わりの時間は学校によって異なります。)

    

 

 

 

 

 

 

まず、初めてうちの子供がオーストラリアの小学校に通い始めた時に驚いたことは、時間割表がないことです!!

体育や外国語は専門の先生が教えるので、そういった専門の先生が教える授業は、一週間の中でも曜日や時間帯がだいたい決まっています。

ですがその他の授業に関しては、あまりはっきりとは決まっていないのです。

時間割がないことに関しては今でこそ慣れましたが、初めはカルチャーショックでした。

ちなみに小学校で学ぶ主な教科は↓こんな感じです。

  • 英語(English)
  • 算数(Mathematics)
  • 理科と技術(Science and Technology)
  • 芸術(Creative Arts)
  • 社会/環境(Human Society and Environment)
  • 心身発育/保健体育(Personal Development, Health and Physical Education)

 

またこれはちょっと余談ですが・・・
日本ではグローバル社会に向けて、子供達の習い事でも英語が常に上位に入っています。

そこで、子供の英語に興味があるあなたへの、ちょっとした情報をシェアさせていただきます。

海外の子供達が学校で算数やサイエンスなどを英語で学習するのと同じように、英語以外の科目を英語で学ぶことができるオンラインインターナショナルスクールがあります。

子供のオンライン学習
『Global Step Academy』と言うのを聞いたことがありますか?
Global Step Academyは 海外の子供たちが学校で学ぶように、算数やサイエンスなどを英語で学ぶことができます。

興味があれば公式サイトからチェックしてみてください。

>>> Global Step Academy 公式サイト

また、グローバルステップアカデミーに関しての評判が知りたい方は、別記事『グローバルステップアカデミーの口コミ評判!!英語ゼロからネイティブレベルへ!?』をどうぞ。

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オーストラリアの小学校、授業中の子供の様子は?

ここでは小学校の子供たちの様子を紹介します。

オーストラリアの小学校、子供たちはあぐら座り!? 歩き回ってOK!?

小学生

筆者には子供が3人いるので、オーストラリアと日本の学校事情の違いに関しては、かなり慣れっこになりました。

とはいっても、わたしは日本生まれ日本で育ちです。
海外の学校事情など知りえない環境で過ごしてきました。
なので、オーストラリアで初めて小学校事情を知ることになった時には、驚くことがたくさんありましたよ💦

まず、子供たちの座り方です。

日本の子供たちは体育すわりをしますよね?

オーストラリアではみんな”あぐら”で座るんです!!  女子も!! Σ(゚д゚lll)
それが当たり前なのです!!
まぁ…これは幼稚園でも同じですけどね(・_・;

なので大人になってもその習慣は変わらないようです。
中学生だろうが、高校生だろうが、若いお姉さんだろうが・・・
道端であぐら座りをしている女子たちがウジョウジョいます💦

しかも、お母さんになってもそれは変わりません!! 
お母さんたちですら、公園で座り込む時に普通に”あぐら”で座りこみますから(・_・;

また、小学校の教室では、授業中に先生の許可なくフラフラ歩き回っている子供もいます。

例えば鼻をかみたければ先生の許可なく勝手にティッシュペーパーを取りに歩いたり、

鉛筆を削りたければ、席を立って削りに行ったり…..

というように、オーストラリアの小学校では、教室の中でそれくらいのことであれば先生にお伺いを立てなくても動いてOK!!のようです。

さすがに授業中にトイレなどで教室の外に出る場合は、先生にきちんと言ってからでないとダメですけどね☝︎

ちなみに、わたしが小学校の頃は教室の中であっても、せいぜい落としてしまった消しゴムを拾うくらいで、勝手に動き回ってはいけなかったと思いますが….

今でも日本の小学校では授業中に勝手に席を立って歩き回ったらダメですよね!?  

オーストラリアの小学校、授業のやり方は?

小学生

オーストラリアの小学校では、授業のやり方として

算数や本読み(リーディングクラス)では、生徒のレベル分けをして授業を行なうことが多いです。

そしてレベル分けは同じクラスの中だけでレベル分けをするのではなく、全てのクラスからそれぞれのレベルに分けられ、他のクラスの同じレベルの生徒たちと授業を受けます。

まぁ、これについては良い考えでは!?とも思いました。

ちなみに、算数で私が不思議に思ったのが『九九』です。
日本で九九は9の段まで一気に覚えますよね?

オーストラリアでは、違うんです。 
日本で言う掛け算の九九は『12X12=144 』、オーストラリアでは12の段まで覚えます。
(12の段までなので九九じゃないですけどね💦)

オーストラリアでは、『time tables』と言います。
ちなみに”time”と言うのは「かける」時に使い、例えば、「3×3=9」の場合「three times three is nine.」と言います。

↓こちらは参考までに掛け算の数え方です↓

オーストラリアのtime tablesの覚え方は、日本の九九のようにリズミカルに覚える習慣がないので、日本の子どもが九九を覚えるのに比べたらオーストラリアの子どもたちはかなり九九を覚えるのが遅いです💦
なので、日本で教育を受けた私にとって九九に関しては、やっぱり日本のやり方で教えたいものです。
現に一番上の子どもには日本流で教えたので計算するのもすごく早いですが、二番目の子どもはオーストラリア流なので、遅いです💦 ただ、日本は九九をとにかく暗記することが目的ですが、オーストラリアでは、掛け九九の掛け算を暗記することが目的ではないのです。

小学校の人クラスの人数は!?

小学校のひとクラスの人数については、やはり学校によっても多少違うと思いますが、ひとクラスの子供たちの人数はだいたい20 〜25人くらいです。

 

うちの子どもの学校はひと学年6クラスです(A組〜F組)。
そして先生はひとクラスにつき1人の先生が担当し、今日がごとに違う先生が担当します。

また、子供たちの授業を受ける姿勢ですが、オーストラリアの子供たちは、質問の答えがわからなくても、とりあえず手をあげるんですよ!! 

とにかくみんな「ハイ!ハイ!ハイ!」・・・と、われ先に一番目立とうとします。そして先生に指されて、答えがわからなくても彼らは一向に気にしません。

手を挙げる小学生

日本人は比較的、間違うことを嫌がって間違えると恥ずかしがりますよね。

だからたいていの場合、自分の答えに自信がないときは発言しないし、手もあげないような気がしますが。。。。

うちの子供たちはみな恥ずかしがり屋なので、実際に答えがわかっていても目立つのがイヤで、手をあげないことが多かったようです。

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オーストラリアの小学校は教科書が無い!?宿題も無い!?

オーストラリアの小学校には、日本の小学校のように各科目ごとの教科書はありません。

これも日本で小学校に通った私にとっては、最初はかなり馴染めないことでした💦

それぞれの教科の授業については、それぞれの先生が授業に必要な教材をプリントしたものを子供たちに配布します。

なので子供たちが毎日学校に背負って行く大きなバックパックには、たいていお弁当と水ボトルしか入っていないのです💦

ノートや筆記用具などは、基本的に学校に置きっぱなしなので。

カバンの中にお勉強道具なんてほぼ入っていません 。

        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、日本の学校は体育の時間はちゃんと体操着に着替えますよね!?
オーストラリアの学校では、着替えなんてしません。体育で体を動かそうが、汗をかこうが同じです💦

そしてさらに驚くことに、宿題もほとんどでありません Σ(゚д゚lll)

日本の学校は毎日何かしらの宿題が出ませんか!?
今まで私の3人の子供たちが小学校に通っていますが、どの子供も山ほどの宿題を持って帰ったことなんて、一度もありません。持って帰っても、1週間に1度くらいで、何分かで終わってしまうような宿題です。

過去に私は何度か先生に「うちの子供、宿題ほとんどないんですが、もしかしてちゃんと提出してなかったりしますか!?」と言う質問をしたことがあるほどです💦

もちろん、学校や先生によっても違いはありますが、うちの子供たちが通う学校では、宿題は一週間に一度しか出ませんでした。

1週間に1度も出ないこともしばしばありました。

また、学期ごとにある休みも、、、、
さらには夏休みでさえ何にも宿題はありません。

日本の学校から考えると、子供たちにしてみればうらやましいかもしれませんね。

まぁ、親としてはそれが、良いのか悪いのか・・・不安になりますが・・・😅

オーストラリアでは、ホリデーは楽しく、 しっかりお休みを満喫しましょう!! ということです。

もちろん、オンとオフがはっきりしていてとても良いことだと思います。

が、

この教育状況が良いものなか?良くないのか?どうなんでしょうね(・_・;

     

 

 

 

 

 

 

ですが、確かに子供たちはとてものびのびしています!!(のびのびしすぎ!?)

そんなオーストラリアの教育事情ですが、私が気に入っているのは、小学校ではよく行われる「Show and tell (ショウ・アンド・テル)」です。

特に小学校でも低学年でたくさん行います。
Shou and tell は、クラス全員の前で一人ずつ好きなことを喋る時間です。

話す内容は、ファミリーのことでも、ペットのことでも、好きなおもちゃでも、テーマはなんでもありです。
自分の持ち時間1分〜2分くらいをみんなの前でそれについて話します。
( 何かトピックになる物を学校に持って行って話してもオッケーです )

そして喋り終わったら聞いてくれていた生徒からの質問を受けます。
これは「自己表現」を大切にする国ならではの良いところだと思います。 

小さいうちからそうやって人前で話す習慣をつけるということは、とても大切なことだと思います。

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オーストラリアの小学校「制服や給食」について

オーストラリアの小学校は給食や制服に関しても日本の小学校とは少し違います。

オーストラリアの小学校は給食がない!

スパゲティを食べる子供

学校の給食に関しては、オーストラリアの学校は毎日お弁当持参なので、日本のように給食というものはありません。

オーストラリアの小学校では2度に分けて食べる時間があります。

1度目は午前中のモーニングティーと呼ばれる時間で、この時間にはフルーツやスナック類を食べます。

                                    

そして、1時くらいに2回目の(サンドイッチなどを食べる)ランチタイムがあります。

  

子供の中にはランチにツナ缶などを缶のまま持って行き、開けてそのまま食べる子供たちもいます。

子供たちの中にはアレルギー体質の子どもも結構いるので、子供同士で食べ物を交換しあうことは絶対にダメです。


オーストラリアの小学校は、給食がないので給食費はかかりませんが、むしろ自分で毎日お弁当とスナック類やフルーツなどを用意する方が意外と割高になってしまいます。

そして何と言っても毎日3人分のお弁当を作るのはかなり大変!! 

なのでいつも思いますが、日本の給食システムが羨ましいです(>_<)

オーストラリアの小学校、制服は?

制服の小学生

オーストラリアの小学校は、制服がポロシャツと短パンです。
すでに紹介しましたが、日本のように体操服というものはありません。

小学校の高学年になると課外スポーツの選択ができ(サッカー・バスケット・サーフィン・ラグビー・ネットボール・クリケット・・・などなどからそれぞれ好きなスポーツを選択)金曜日に他の学校と対抗試合をしたりするのですが、その日だけ特別のスポーツユニフォームがあります。
(これも学校によって違いはあると思います)

ちなみに、学校によってはこのスポーツの選択にサーフィンがある学校もあります。オーストラリアっぽいですよね。

そして、日本では当たり前のように校舎に入るときに外履から上履きに履き替えますが、オーストラリアではそんなものはありません!!

上履きはありません!!

そもそもオーストラリア人は靴を履いたままで家の中に入る習慣があるので、学校で上履きに履き替えるなんてことはしません💦
校舎の外も中も運動靴のままです。

オーストラリアの小学校では帽子着用に関してはとても厳しいです。
学校指定の帽子をかぶることは必須です。

これはどこの小学校でも、必ず言われる言葉です

    「 NO HAT   NO PLAY (帽子無し=遊びなし)」

                                            

 

 

 

 

 

 

日差しの強いオーストラリアです、「 NO HAT   NO PLAY (帽子無し=遊びなし)」に関してはとても厳しく先生が見回ります。

うちの息子の場合….宿題を忘れてもケロッとしているのですが、帽子を忘れたら遊べないので家に取りに帰って欲しいと泣いて懇願します。

学校の宿題もそれくらい真剣にやってほしいものです💦

ちなみに、子供たちが学校に背負っていくカバンは、日本のランドセルのような決まったカバンがないので↓こんな感じのバッグを背負って学校に行きます。特に人気なのが、ビラボンやロキシーです。

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オーストラリアの小学校 日本との違い【まとめ】

まとめ

どうでしたか!?
オーストラリアの小学校の様子は、日本の小学校とはちょっと違いますよね。
どちらにもそれぞれの良さがあります。

私は日本で子供を育てたことがないので、日本の小学校事情はお友達からの話でしかわかりませんが、「自由で楽しく」というオーストラリアの子供たちは、確かにのびのびしています。

ですが、日本の学校からは学ぶところもたくさんあります。

あっ、そうそう・・・もう一つ言い忘れていましたが、オーストラリアでは、先生が自分の子供のクラスを担任していることもよくあります。

日本では先生とその子供が同じクラスになるということはありませんよね?
それどころか、同じ学校には通わないんじゃないでしょうか?
国が変わればいろんなことが違いますね。全て良い勉強になります。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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