オーストラリアのクイーンズランド州の教育制度改正はわが家の娘にはとても関係がある改正なので、私自身の確認も含めてクイーンズランド州の教育制度について書いておこうと思いました。
クイーンズランド州の教育制度の変化
オーストラリアの教育制度は、国の大枠な基準に従いながらも、それぞれ各州によって多少の教育制度に違いがあります (☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
2008年に「NAPLAN (ナップラン) / ( The National Assessment Program – Literacy and Numeracy ) 」と言って、オーストラリア全国で行われるテストが始まりました。
この全国レベルのテストの導入によって、クイーンズランド州の教育制度は、クイーンズランド・カリキュラムからオーストラリアン・カリキュラムへ変わっていきました。
* NAPLAN(ナップラン)テストは Year 3 / Year 5 / Year 7 / Year 9 の生徒を対象に行われるテストです。
以前はYear 1(1年生) ~ Year 7 (7年生)がプライマリー・スクール(日本の小学校に値します)としてひとくくりだったのですが、 2015年からはプライマリー・スクールが(小学校)Year 1(1年生) ~ Year 6 (6年生)になり、Year 7 からはセカンダリー・スクール (Secondary School)(←これは日本の中学・高校に値します)の枠に組み込まれることになりました。
このように国の教育システムは大きく改正されることになりました。
そしてさらに、2020年からは、大学へ進学するための審査基準である OP (Overall Position)が廃止され、それに変わってATAR (Australian Tertiary Admission Rank)による評価システムが新しく導入されることになりました。
このOPシステムというのは、1から25までという評価の幅が大きく細かい評価ができないため、もう少し細かなライン付けができる新システムのATARのシステムが適応されることになりました。
このシステムによってもっと正確に評価を下すことができるようになるそうです。
この新しいシステムは、2019年にYear 11 (11年生)になる学年の子供たちから適用され始めることになります。
そしてその子供たちが2020年に初めてこの新システムのもとで Year 12 (12年生)を卒業する学年となります。
わが家の娘もその初の学年なのです ☆彡
クイーンズランド州の幼稚園から高校卒業までの仕組み
クイーンズランド州の大学までがどのように分かれているかというと・・・
キンディ(Kindy)/ プリプレップ(保育園・幼稚園)
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プレップ ( Prep )(準備教育)5歳から
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プライマリー・スクール(小学校)6歳から
Year 1 ~ Year 6 (小学1年生~小学6年生)
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セカンダリー・スクール ( Secondary School ) (中学校 & 高等学校)12歳から
Year 7 ~ Year 12 (中学1年生 ~ 高校3年生)
**** 注意 ****
学年は、プライマリー・スクールからセカンダリー・スクールを卒業するまでの12年間を通して数えられ、小学校1年生にあたいする Year 1 から、高校3年生にあたいする Year 12 までを Year ◯ と呼びます (☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
2017年からはプライマリー・スクール入学前にプレップ・イヤーが義務づけられ、大学入学までの学校教育は13年を通して行われるようになりました。
ただし、義務教育はプレップから Year 10 までの11年間になります。
一学年は4学期制で編成されていて、学期はターム(Term)と呼ばれ、1ターム(Term)は10~11週間で構成されています。
各ターム(Term)の間にはスクール・ホリデー(お休み / 春夏秋冬休み) が挟まれて構成されています。
新学期は1月下旬から始まり、同じ年の12月中旬(クリスマス前)で学年度が全て終了します。
わが子の成長を、、、早く大きくなってくれないかなぁ〜と思っていた頃がまだ昨日のようで。。。気づいたら、娘の12年生の卒業まで残す所後2年とちょっと。。。
嬉しいような・・・なんだかちょっぴり寂しいような・・・親って複雑な気分になるんですね・・・・