2019年7月7日(日)日本テレビ系列【所さんの目がテン】の放送は『超進学校の折り紙部と雑草部』について紹介されました。
『雑草研究部』という高校部活動が、とてもとても興味深く私はいままでに聞いたことのない部活動だったのでぜひ紹介したくてまとめてみました。
雑草部がある超進学校ってどこ?
日本で唯一の「雑草研究部」があるのは東京都内有数の進学校『東京都立日比谷高校』ですヽ(^o^)
日比谷高校の雑草研究部とは?
日比谷高校の雑草研究部とは、名前の通り雑草の研究をする部活動です。
雑草研究部の雑草の定義とは・・・
専門家の人によると、日本国内には約450種類の雑草があると言われています。
日比谷高校には雑草だけで300種類以上あるそうですよΣ(‘◉⌓◉’)
日比谷高校は、国会議事堂や霞が関のすぐ側・・・都会のど真ん中に位置しているにもかかわらず、それだけの雑草があるのです!!
その理由は・・・
雑草研究部の部員さんの中には、将来医者になりたいと考えていて、薬学は薬も併用して患者さんを治していくということで、植物についての知識を持ちたいとという思いで入部している人もいました。
日比谷高校の雑草研究部の活動とは?
日比谷高校の雑草研究部の主な活動は校内に生える雑草の調査と研究を行っています。
雑草研究部の部長さんがクローバーとカタバミの違いを教えてくれました。
↓↓クローバー↓↓
↓↓カタバミ↓↓
クローバーとカタバミは別物なんです!
今まで私はどちらもクローバーだと思っていました(^_^;)
カタバミは葉がハート型になっていて、この二つは全然違う植物なんです。
日比谷高校の部長さんは、雑草の中でもカタバミが一番好きなんだそうですよ♬
カタバミ
カタバミの名前の由来
夜になると葉っぱがギュッと閉じるこの現象は、放射冷却によって葉から待機中に熱が逃げることを防ぐために行なっているそうです。
雑草部の人たちはこういう植物のひとつひとつの特徴を知っていくと、雑草とはとても面白い・・・と話していました。
クローバー
クローバーは普通は三つ葉ですが、人に踏まれるなどの衝撃が加わるとか傷がつくと、もうひとつの葉っぱが出てきてしまって四つ葉になるんだそうです。
クローバーが成長する春から夏にかけて、茎の先端に原基というはの赤ちゃんが育ちます。
通常の葉は成長するにつれて3枚に分かれて三つ葉のクローバーになりますが、なんらかの外的要因によって傷がつくと葉が4枚に分かれてしまいます。
それが成長すると四葉のクローバーになります。
実際日比谷高校の陸上部の人たちがトレーニングをするために、走りまくっているところには雑草がよく踏まれるために四葉のクローバーがいっぱいあるそうですよ☝︎
四葉のクローバーはひとつ見つかるとその周辺には他にもきっと見つけられるそうですよ♬
日比谷高校の雑草研究部のさらなる研究とは?
雑草研究部はこれらの研究の他にも年に2回、12月と2月の研究発表に向かって雑草の研究をしています。
学年ごとにテーマを決めて雑草の研究を行います。
2年生のテーマは『茎の強度』
セイタカアワダチソウ・フキ・ススキ・スギナなど校内で多数採取可能な雑草を使用して風に倒れにくく茎が強い植物の共通項を研究しています。
その茎の構造が強度の高い建築に応用につながればいいと考えているそうですよ。
また、観察するだけではなく雑草を調理して食べることで、知識だけでは得られない新たな一面を実感できるそうです☝︎
時には家で雑草を調理して家族に食べてもらったりもするんですって♬
雑草のにおいが好きだという2年生の部員さんが「ドクダミ茶」の説明をしてくれました。ドクダミが学校内に大量発生し他の植物を駆逐しているので、そのドクダミを活用できないかと考えたそうですよ。
ドクダミ
過去に研究をした先輩は実験を重ね、ドクダミには他の植物の発芽を抑制する作用があることを確かめました。
そこから先輩は、ドクダミの成分から化学薬品を含まない除草剤が作れるのではないかと考えたそうです。
ドクダミには強烈な匂いを発するアルデヒド類が含まれているのでとてもクサイようですね(^_^;)
【雑草研究部のドクダミ茶の作り方】
① 採取したドクダミを1週間日干しして乾燥させます。
(日干しするとにおいが消えます。)
② 乾燥させたドクダミを沸騰しない程度の温度で30分ほど煮出しすると完成ですヽ(^o^)
ハーブティーっぽいにおいがするそうですよ♬
日比谷高校雑草部のまとめ
◎ 2019年7月7日(日)日本テレビ系列の所さんの目がテンの放送は日本唯一の高校雑草部が紹介されました。
◎ 雑草研究部があるのは東京都立日比谷高校です。
◎ 日比谷高校の雑草研究部とは、名前の通り雑草の研究をする部活動です。
◎ 日比谷高校の雑草研究部の主な活動は校内に生える雑草の調査と研究を行っています。
◎ 雑草研究部は研究の他にも年に2回、12月と2月の研究発表に向かって雑草の研究をしています。
◎ 雑草研究部の活動は、観察するだけではなく雑草を調理して食べることで、知識だけでは得られない新たな一面を実感しています。