TBSの番組【情熱大陸】で2019年2月10日、『本瀬純一 / ザギトワ選手の「マサル」育てた秋田犬専門のブリーダー』が放送されましたした。
日本だけではなく海外からも問い合わせが来るほどの秋田犬専門のトップブリーダー本瀬さん。
さらに、昨年話題になりましたが、フィギアスケートのザギトワ選手に贈呈された秋田犬「マサル」!!
その育ての親である「本瀬純一」さんの密着取材を紹介してくれました。
秋田犬は秋田・大館発祥の国が指定する天然記念物です。
フィギアスケートのザギトワ選手がメスの秋田犬に「マサル」とつけたことでも注目を浴びています。
本瀬純一さんの秋田犬の育て方とは?
本瀬さんは毎日の犬の散歩の中でも、展覧会に出す犬には散歩中にきちんと立たせる練習をさせるそうです。 この練習、日頃からしていないと本番できちんと立てないからです!
そして、その立ち方は秋田犬の威厳を示す基本の立ち方なのです。
番組では『嘉六(かろく)2ヶ月』という犬が紹介されました。
まだリードをつけ始めたばかりでした。。。。。
甘えるばかりの嘉六ですが、本瀬さんがいうには「まだそういう風に育てている」のだそうです。
まずは生まれ持った本能とか性格を壊さないように、最初は犬本位で育て・・・・
途中から人間本位のしつけになるそうです。
本瀬さん、嘉六に関しては最初見た時から展覧会用だと思っているのだそうです。
なので、この嘉六には結構手をかけていて、人間でいうと英才教育のようなものらしいです。
★ まずは人間を好きにさせることが大切!
遊んでいる中でもどこを触っても大丈夫なようにさせます。
しなやかな筋肉と、しっかりとした骨格のためには食事にはとても気を使っていらっしゃいます。
食事はお湯でふやかし、水分を補給させます。
そして体調にあわせて成長剤も与えます。(食べやすくおまんじゅうみたいにして餌の中に薬を詰め込んで、犬に与えていらっしゃいました)
乾きやすい肛門の周りにはベビーオイルをつけます。
皮膚炎を起こしていれば軟膏を塗り込みます。
犬の食費や医療費は年間150万円にも及ぶそうです Σ(゚д゚lll)
取材の日・・・中国からのツアー客25人がきました。
本瀬さんの秋田犬は日本のみではなく、海外でも注目の的なのです!
(この日お客さんに紹介されていたのは『国太郎2ヶ月』『嘉六』です。)
嘉六が大人気でした!
が、
本瀬さんの本音は、嘉六は売りたくなかったようです・・・・でも
どんなに大事に育てても、いずれは手放さなければいけないのが「ブリーダー」の宿命です。
そして取材の日、『剣太(ケンタ)4ヶ月』が旅立ちました。(東ヨーロッパからのオーダーでした。)
本瀬さんの代理人の方が空港に運んで、買い手の方に引き渡します。
見送る時の本瀬さんは・・・・
その瞬間は寂しいようですが、なるべく早く忘れるようにしているとか?!
他にもまだ本瀬さんが育てなければいけない犬はたくさんいます・・・そして本瀬さんにとって大切なことは、秋田犬の普及です。
秋田犬は、もともとは大館の漁師が使うまたぎ犬としてクマや鹿を追っていたそうですが、戦時中の食糧不足や軍の防寒着として毛皮に使われるなどして、絶滅寸前まで数を減らしました。
取材の日も、本瀬さんの所には『国宝丸』とのお見合いをさせたい方がやってきました。
大会での優勝以来、国宝丸には交配の申し込みが後を絶たないのだそうです。
そうやって、みなさん本瀬さんの犬を見る目を信用して訪れてくるようです。
本瀬さんが秋田犬に対して、こうでなければいけない・・・と思っているところは、
骨格構成だそうです!
きちんとした骨格構成でなければダメだ!。。。というのが本瀬さんの持論です。
それだけは絶対に曲げられない条件だと言っていらっしゃいました。
本瀬さん、本当に・・・「秋田犬に人生を捧げた男!」ですね!!
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