2019年9月10日(火)NHK【プロフェッショナル仕事の流儀】は『医療器具開発者・西村幸』です。
《22時30分〜23時20分》
「プロフェッショナル仕事の流儀」にガン治療に革命をもたらした極小ハサミの開発者である「西村幸さん」が紹介されます。
ここでは刃渡りわずか2.4ミリのハサミ・・・誰も思いつかなかった世界最小の内視鏡用のハサミの開発そして新たに新型治療器具を開発した「西村幸さん」の経歴やプロフィールについて調べてみました。
プロフェッショナル/西村幸さんのwiki風プロフィール
名前:西村 幸(にしむら みゆき)
生年月日:昭和25年(1950年)1月6日
年齢:69歳(2019年現在)
1971年(昭和46年)駒澤大学商経学部経済卒業
東京法務局入局
1981年(昭和56年)西村製作所設立
1988年(昭和63年)(有)リバー精工設立
1999年(平成11年)リバー・ゼメックス(株)設立
2000年(平成12年)(有)諏訪医療用具開発研究所設立
2003年(平成15年)諏訪医療をリバーメディカル(株)改組
2007年(平成19年)メディカルリヴ(株)設立
2013年(平成25年)リバー精工、メディカルリヴ、リバーメディカルを(株)リバーセイコーに統一し(株)カネカと合併します。
2014年(平成26年)(株)LAKE・E2社長
現在:レイクR&D(株)会長
レイバー・ゼメックス(株)会長
その他:公演・マスコミ出演・要職・公職など多数・・・
プロフェッショナル/西村幸さん(極小ハサミ)の経歴
西村幸さんはもともとモノづくりの世界に身を置いていたわけではなく、実は西村幸さんは法務省の官僚だったのです。
地元長野に戻った西村幸さんの目にとまったのが、家内制手工業で作られる医療器具の部品だったそうです。
それをみたときに、西村幸さんは”人のために頑張れるのはこの仕事だ”と思い、そこに半年間弟子入りをし技術の取得に没頭したそうですよ。
その後はリバー精工を立ち上げて、数々の医療機器を開発してきました。
西村幸さんがつくる製品の特徴は、全国の大学病院の医師と共同開発をしていくということです。
普通は医療機器メーカーが開発から生産をし、その器具を医師たちは使いこなそうと努力します。しかしリバー成功の場合は逆です!
あらかじめ医師たちから要望を聞き、共同で開発をするのです。
例えば・・・医師の要望から、ナイフ型だったカテーテルの処置具を自在に回転するハサミ型のものにしたり、これまでに比べて確実にがん細胞だけを除去することができ、それは手術時間を大幅に短縮させることに成功しました。
西村幸さんは55歳の時に大腸や胃などに5つのガンが見つかりました。そしてそれ以来自分もガン患者の身として患者にとって負担の少ない器具を作ることを目指しているそうです。
西村幸さんの作る医療機器は海外からも注目され世界中からその処置具を試してみたいというオファーが来るようになりました。
プロフェッショナル/西村幸さん(レイクR&D)の新型治療器具とは?
現在西村幸さんは岡谷市本町にある「レイクR&D」の会長を努めていらっしゃいます。
レイクR&Dが自社ブランドを設立しました。
胆石摘出手術をより正確にしかも短時間で実施するために、患部近くから挿入し摘出できる機器を開発したのです☝︎
全国200の病院の医師らがそのサンプルをいましたが、とても高い評価を得ました。
これは岡谷市出身の在住の社員19人が総力を挙げて開発組み立て・品質管理を行い、まさに”メイドイン岡谷”です!
この開発は西村幸会長の経験を生かし、2017年から患者さんに安心で安全な医療機器を届けようと自社ブランドとしての製品づくりを始め、外部の販売メーカーさんや大学などの研究機関と連携しながら試作を重ねてきたそうですよ。
そして売り出したのが、内視鏡と併用する胆石摘出のための特殊なハサミ『ストーンハンター(採石バスケット)」など3種類です。
素材に超剛性ステンレスを使用した、直径1.8mの管の先端部に最大外径2.8mのワイヤ製「バスケット」を取り付けました。泡立て器のような形状のバスケットを伸縮させて結石を切断し、つかんで体外に運び出す・・・というものです。
その結果・・・従来は口から管を入れて4時間ほどかかっていた手術を、最短で30分で終わらせることを可能にしたのですΣ(゚д゚lll)
また、「ストーンスマッシュ(砕石バスケット)」や内視鏡用の注射針「プライムジェクト」も好評で、アメリカからは1製品10万本の発注があったそうですよ。
プロフェッショナル/西村幸さん(極小ハサミ)・まとめ
◎ 西村 幸(にしむら みゆき)さんは現在69歳です(2019年現在)
◎ 西村幸さんは現在レイクR&D(株)の会長を努めていらっしゃいます。
◎ 西村幸さんはもともとは法務省の官僚でした。
◎ 地元長野で西村幸さんは家内制手工業で作られる医療器具の部品をみたときに「人のために頑張れるのはこの仕事だ」と思い、半年間弟子入りをし技術の取得に没頭しました。
◎ 西村幸さんはリバー精工を立ち上げて、数々の医療機器を開発してきました。
◎ 西村幸さんがつくる製品の特徴は、全国の大学病院の医師と共同開発をしていくということです。
◎ 普通は医療機器メーカーが開発から生産をし、その器具を医師たちは使いこなそうと努力します。しかしリバー精工の場合は逆です。あらかじめ医師たちから要望を聞き、共同で開発をします。
◎ 西村幸さんも過去5つのガンが見つかりガン患者としての経験を持っています。
◎ 西村幸さんのレイクR&Dが新たに開発した「ストーンハンター(採石バスケット)」は従来は4時間ほどかかっていた手術を、最短で30分で終わらせることを可能にしました。