
こんにちは。
オーストラリアにはサマータイム(夏時間)があるのを知っていますか?
オーストラリアでは “デイライトセービング(Daylight Saving)” とも言います。

日本ではサマータイム(夏時間)は使われていないので、あまりピンとこないかも知れませんね。
オーストラリアのサマータイムとは?

オーストラリアのサマータイムは、夏の日の出の時間が早くなる時刻に時計の針を1時間進めます。
なぜ夏の日日の出時刻が早くなる時期に時計の針を1時間進めるの?って不思議に思いませんか?
それは、日が沈むまでの時間を長くして有効に使えるようにするためなんです。
英語では”Daylight Saving”といって、これは世界でも多くの国で導入されていることなんです。
サマータイムがあるおかげで、働いていても就業時間が終わる5時以降はまだまだ遊べる時間があるので、夏のサマータイムが使われている間は、夕方から家族みんなでビーチで過ごす人たちもたくさんいます。

夏の一日の日が長い時期の6ヶ月間、時計の針を1時間早めることで、昼間の太陽をより長く楽しむことができ、さらには夜に使う電気のエネルギーを節約する省エネ目的にも有効なんです。
ちなみにこのサマータイム、日本でも一時的に使用されていた時期があるんですって。

日本では1948年にサマータイム制度を導入していますが、電力事情の改善や国民の半数以上からの反対もあり、とても不評だっため1952年4月に日本のサマータイム制度は廃止されたようです。
オーストラリアのサマータイム2022年はいつからいつまで?
オーストラリアのサマータイムは毎年以下の期間で使用されると決められています。
なので、2021年の10月3日(日)から始まったサマータイムは2022年4月3日(日)までということになります。
2022年のサマータイムのスタートは↓こちら。

ちなみに、スマホの時計は境界線を越えれば基本的には自動的に調整されますよ。
でも、アナログ時計は自分でちゃんと時間を変えておかないとダメですけどね💦
参考までに・・・
日本の時間を基準とした場合、オーストラリアの各地の時差は以下のようになります。
- シドニー:通常の時差:+1時間 | サマータイム中の時差:+2時間
- メルボルン:通常の時差:+1時間 |サマータイム中の時差:+2時間
- アデレード:通常の時差:+30分 |サマータイム中の時差:+1時間30分
オーストラリアにはサマータイムがある州とない州がある!?
オーストラリアの土地の広さは、世界の土地の面積ランキングでチェックしてみると、世界第6位なんです!
ちなみに日本は61位です。

オーストラリアの土地面積ランキング → 世界で6位
日本の土地面積ランキング → 世界で61位
広大な土地のオーストラリア、全ての州でサマータイムが使用されているわけではないんです。
オーストラリアでは、サマータイムを使っている州と、使っていない州があります。
オーストラリアでサマータイムを使っている州は以下の通りです。
ちなみに、
私の住んでいるクイーンズランド州(QLD)はサマータイムは使われていません💦
参考までに、サマータイムの時間差を州の例で説明すると↓こんな感じです。

シドニーが8amの場合 ➡︎ ブリスベンは9amということです。
また、オーストラリア国内は以下の3つのタイムゾーンで分けられています。
- オーストラリア東部標準時間(AEST)
- オーストラリア中部標準時間(ACST)
- オーストラリア西部標準時(AWST)
それぞれのゾーンに当てはまる州は↓こちらです。
【オーストラリア東部標準時(AEST)に含まれる都市および州】
【オーストラリア中部標準時(ACST)に含まれる都市および州】
【オーストラリア西部標準時(AWST)に含まれる都市および州】
オーストラリアのサマータイム(夏時間)の歴史

オーストラリアでは1916年に初めて Daylight Saving Time / デイタイム・セービング(夏時間)が使用されるようになりました。
タスマニアがオールトラリアでサマータイム(夏時間)を使用した初めての州なんです。
クイーンズランド州では サマータイム(夏時間)の導入はしていないので、現在でもサマータイムDaylight Saving Time(夏時間) は使用されていません。
そして、西オーストラリア州は2006年から2009年の間にサマータイムDaylignt Saving Time/ デイライト・セービング(夏時間)を試験的に実施しましたが、かなり不評だったので現在もサマータイムDaylight Saving Time(夏時間)は使用されていません。
ノーザンテリトリーもサマータイムDaylignt Saving Time(夏時間)は使用されていません。

オーストラリアでは、サマータイムDaylignt Saving Time / デイタイム・セービング(夏時間)を使用するかどうかの選択は、それぞれの州や地域がそれぞれで決める問題なんです。
ですが、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間は、すべての州と地域に サマータイムDaylight Saving Timeデイタイム・セービング(夏時間)が使用されていたようですよ。
オーストラリアのサマータイム2022年【まとめ】
オーストラリアで正式にサマータイムDaylight Saving Time / デイライト・セービング(夏時間)を取り入れている州では、10月の最初の日曜日に『Daylight Saving Time(夏時間)』が始まり、翌年4月の最初の日曜日に元の時間に戻ります。

2022年のサマータイムは4月3日に終了し、10月2日に
再度始まります。
ゴールドコーストに滞在している場合は、ニューサウスウェールズ州(NSW)とクイーンズランクイーンズランド州(QLD)のボーダー(境界線)が近くにあるので、サマータイム期間(Daylight Saving Time)の時間には要注意です。

クイーンズランド州(QLD)とニューサウスウェールズ州(NSW)のボーダー(境界線)については、写真付きで別記事で紹介しているのでよかったら読んでみてくださいネ。(合わせて↓こちらの記事もどうぞ♪)