2019年2月21日(木)の日テレ『秘密のケンミンSHOW!』では、新潟(秘)「どんど焼き」が紹介されます。
【どんど焼き】とは?いつ行われる?
「どんど焼き」とは小正月(1月15日)の行事で、お正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やすという日本全国に伝わるお正月の火祭り行事です。
一般的に田んぼや空き地に長い竹や木、藁(わら)、茅(かや)、杉の葉などで作ったやぐら小屋(どんどや)を組み、鏡餅、書き初めなどを持ち寄って燃やします。
そして残り火で柳の木や細い竹にさした団子やお餅を焼いて食べる・・・という行事で、1月15日前後に各地で行われます。
どんど焼きの火に当たったり、焼いと団子やお餅などを食べるとその1年間健康でいられるなどの言い伝えもあります。
また、どんど焼きは送り火と同じ火による祭りの一種で、「お正月に迎えた神様を炎とともに見送る」「役目を終えたお正月飾りを見送る」という意味もあります。
無病息災(むびょうそくさい)・五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る民間伝統行事の一つです。
また、各地方によってそれぞれ焼くものが違ったりするようですよ。
全国のどんど焼き行事は、最北端が秋田県、最南端が鹿児島県で行われているようです!
行事が行われる時期は、東北地方から九州地方までほぼ1月14日か1月15日に実施されているようです。
どうしてその日かというと、どんど焼き自体がもともと小正月の行事だからです。
新潟の【どんど焼き】で焼くものとその意味は!?
新潟ではどんど焼き ➡︎ さいの神 と呼びます!
そして、
新潟ではスルメを炙ります!
一般的には雪の上に藁で数時間かけて「サイノカミ」を組み立てて、それを燃やして豊作や無病息災をお祈りします。
新潟ではこのサイノカミの高さは10メートル以上にも及ぶこともあるので、実際に目の目にすると巨大な塞の神にど迫力を感じると思います!!(1時間半もかけて組み立てます)
2016年1月17日
新潟県長岡、サイノカミ。左義長やどんと焼きと類似する小正月の行事です。
子どもたちは首から提げた紙コップに焼きあがったスルメを入れてもらい、楽しそうに食べていました。
個人宅や公園では容易に出来なくなった行事ですが、よい形で後世に伝承していってもらいたいものです。 pic.twitter.com/pPAQpHLwWz
— 加藤慎哉 (@snykt1) January 14, 2019
新潟ではその火でスルメを炙って食べるというならわしもあるのです!
地方によってさまざまな呼び名や方法でこの行事が行われていますが、新潟のどんど焼きは、火で焼いたスルメを食べると「1年中無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。
地元はどんと焼きでイカを焼くの
東京の友達になにそれって言われたけど
新潟だけ??? pic.twitter.com/qAfDpgPr4B— 大山 真絵子 Maeko Oyama (@maeko_oyama) January 2, 2014
このスルメ、無病息災のスルメとして400円で売っているらしいですよ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
『 福スルメ 』とも呼ばれているそうです!
どんど焼きで焼いたスルメを食べて、1年無調息災でありますように!・・・
と、願うのだそうです (☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
スルメは縁起物のひとつとして・・・
⬇︎こういうことが要因でスルメが炙られるようになった!
★ 寿を留める女(寿留女/スルメ)というふうに感じであてます☝︎
★ 結納のひとつとしてもスルメが使われています☝︎
★ 越後では、お正月の飾り物としても、食べ物としても使われていました。
★ 新潟県佐渡沖では、スルメイカが大量に獲れる。
【どんど焼き】の言い伝えについて
火は穢れ(けがれ)を浄め、新しい命を生み出します。
竹が火に焼ける音は災を退け、高く上る煙に乗って正月の神様が帰ります。
どんど焼きは、祓い清め(はらいきよめ)という役割と、正月に浮かれた人々を現実世界に戻す・・・・という2つの役割を担った行事なのだそうです!
この火に当たると若返るとか、焼いた団子を食べると病気をしない・虫歯にならないとか言われているそうですよ!
そのほかの言い伝えに、
燃やした書き初めの紙が高く舞い上がると習字が上手になり勉強もできるようになるなどとも言われているそうです。
また、お守り・いただいたお札などにも感謝をして1年間お世話になったお守りやお札なども燃やします。
そして、1年中の身体の健康・無病息災・家内安全・五穀豊穣(ごこくほうじょう)などを祈願しているそうです。
( 五穀豊穣 ➡︎ 穀物が豊かに実ること。)
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