
オーストラリアには教習所がないってホント?
今回は、オーストラリアの教習所や運転免許の取り方について紹介します^ ^
ちなみに、オーストラリアはとても広く、州ごとに運転免許のルールが異なります。

この記事では、私の住んでいるクイーンズランド州を例にお話ししますね。
オーストラリアには教習所がないってホント?
結論から言うと・・・

オーストラリアには教習所がありません!
えっ!?
じゃあ、どうやって運転免許を取るの?と思いますよね。
これは日本人の私にとっても、オーストラリアに来て驚いたことのひとつです。
実は、オーストラリアではいきなり路上で運転するんです!
Σ(゚д゚lll)マジで!?Σ(゚д゚lll)ホントに!?Σ(゚д゚lll)
でも、実は日本のように教習所がある方が世界的には少ないそうですよ。
私はオーストラリアに長い間住んでいますが、いまだに「教習所がないなんて信じられない・・・」と思ってしまいます。
でも、世界的にはそれが普通のようですね^^;
日本で運転免許をとった私からすると、いきなり路上デビューは怖すぎる。。。💦
とはいえ、わが子も実際いきなり路上デビューをして免許を取りました。
教習所がないオーストラリアで運転免許を取得する方法
では、教習所がないオーストラリアでは、どうやって運転免許を取得するのでしょうか?
ここでは、免許取得までの流れを簡単に紹介しますね。
教習所がないオーストラリアで運転免許を取得する方法
ちなみに正式な運転免許を取得するまでには最短でも約3年かかります。
以下にオーストラリアの運転免許取得を簡単に3ステップで紹介します。
- Lプレート(ラーナーライセンス)
- P1・P 2プレート(P1 : 赤Pプレート)(P 2 : 緑Pプレート)
- フルライセンス(正式な運転免許)
それでは、免許取得までの3ステップをひとつずつ簡単に解説します。
ステップ1|Lプレートで路上練習 (Learner Licence)

Lプレートの申請可能年齢は16歳以上です!
- 申請可能年齢:16歳以上
- 最初に筆記テストを受けます(30問中90%以上の正解が必要)
テストに合格すると、Lプレートを取得でき、路上での運転練習がスタートできます。
25歳未満の場合は、路上で100時間(うち10時間は夜間)の監視付き運転練習が必要です。

監視付きとは、フルライセンス保持者が助手席に同乗していることです。
また、運転記録はロゴブックに記入します。
毎回それに運転記録をつけます。(ロゴブックはアプリをダウンロードして入力できます)
もちろん運転中は車の前と後ろにLプレートをつけなければいけませんよ。
ステップ2|Pプレートで運転 (Provisional Licence)
仮免許の段階で、年齢によって必要な期間が異なります。
こちらはPプレート(仮免許)で費やすおおよその参考時間です。
年齢 | P1最低必要期間 | P2最低必要期間 |
25歳未満 | 1年 | 2年 |
25歳以上 | ー | 1年 |
路上での練習期間を終え、路上試験を受けて合格するとP1(赤Pプレート)またはP2(緑Pプレート)への仮免許へのステップアップができます。
(※2021年7月1日からはハザード知覚テストの合格が必要になりました。)

ハザード近くテストとは、路上の危険に気づき、適切に判断・操作できるかを見るコンピュータテストです。
- 25歳未満 → P1(赤Pプレート)
- 25際以上 → P2(緑Pプレート)

P1ライセンス(25歳未満)を最低12ヶ月所持するとP2ライセンスを申請することができます。(ただし、18歳以上であることとオンラインで試験に合格する必要があります)
参考までに、LearnerのLライセンス(仮免許)を6ヶ月経つとハザード知覚テストを受けることができます。
ステップ3|正式な運転免許 (Full License)
Pプレートでの運転期間を終え、以下の条件を満たすと正式な免許を申請できます。
- 身分証明書の提出
- 健康状態の申告(必要に応じて診断書提出)
- ライセンス料の支払い
こうして、Lプレート取得からおよそ3年ほどで正式な免許に辿り着きます。
参考までに・・・

調査によると、16歳〜24歳の若者は、25歳〜59歳の大人のドライバーやライダーよりも交通事故に巻き込まれるリスクが60%高いそうですよ。
教習所がないオーストラリアで運転免許を取得する費用は?
オーストラリアでは、各ステップごとに費用が発生します。
パッケージではないので、人によって金額は異なりますが、日本より安く撮れることが多いです。
参考までに、大まかな費用の目安を紹介します。
- Lライセンス講習費:$26.55
- 3年友好のLライセンス:$144.85
- ハザード知覚テスト:$38.25
- 路上試験:$62.50
- Pライセンス申請:$90.15
- ライセンス発行手数料(5年間):$183.95
最新の料金や、細かい費用に関して詳細が知りたい方はQueenlsand Governmentサイトをご覧ください。
ちなみに・・・
Lライセンス時の100時間の練習を教官に頼むと1時間のレッスンで$60〜$90ほどかかるため、家族や知人にお願いして乗って同乗してもらうことが多いです。
オーストラリアは教習所がないってホント?【まとめ】

教習所のないオーストラリアでは、日本とは全く違う方法で運転免許を取得します。
日本と比べると、費用は比較的安いですが、正式な免許までには長い時間と段階的なステップが必要です。
世界的に見ると、教習所のない国が多いとはいえ、私個人的にはやっぱりいきなり路上は怖いかなぁ。。。💦
わが家の長女はやっぱり教習所で取りたいと言い、日本で免許を取りました。
日本では、短期間で免許が取れる免許合宿もありますね。