【ダーウィンが来た】奈良の鹿いつから何を食べて誰が管理してるの?寿命は?5月19日

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2019年5月19日(日)NHK【ダーウィンが来た!】の

放送では、奈良の鹿が紹介されます。

 

鹿たちが暮らすのは、春日神社や東大寺が立ち並ぶ

奈良公園の一角です。

現在では千頭以上が暮らしているそうです。

そんなに多くの鹿が街の中で暮らしているのは

世界的にもまれだそうですよ。

 

鹿は『神の使い』として人々から大切にされ、

国の天然記念物にも指定されています。

 

ここでは、鹿が奈良の公園にいつからいるのか?

・・・何を食べて生活しているのか?・・・

など、疑問に思ったので、

鹿と公園の関係などについて調べてみました。

 

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奈良の鹿とは?

 

奈良公園に生息する鹿は国の天然記念物に指定されている

野生の動物なのんです☝︎

なので、決して誰かに飼育されている動物ではないんです。

 

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だからと言って捕まえたり、傷つけたりするのは

違法行為ですよ(^^;)

 

鹿は群れで生活するのですが、それは外敵に襲われないように

するためです。

夜も周辺の林に数十頭のグループで眠っています。

そうやって仲間の中には何か不審な気配に気づくと

鳴き声によって群れに危険を知らせ、群れを守ります。

 

 

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奈良の公園の鹿はいつからいるの?

 

奈良公園の鹿は、約1300年の昔から

大切に保護されて来た経緯があるようです。

 

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1957年には国の天然記念物「奈良のシカ」として

指定されました。

しかしこれまでには2度絶滅の危機がありました。

 

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1度目

明治維新の混乱(1873年)で38頭まで激減しました。

2度目

太平洋戦争(1946年)の影響で食糧難のため鹿の密猟が

多発し、79頭まで激減しました。

 

 

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奈良の鹿は何を食べているの?

 

奈良のシカは不嗜好植物(ナギ、ナンキンハゼ、アセビなど)

以外の芝や木ノ実(どんぐり)などを食べます。

 

そして牛のように4つに分かれた胃を持ち反芻を行い、

胃の中に共存している微生物によって消化を行います。

 

「鹿せんべい」はおやつで、餌ではないんですって!

 

奈良公園の木下は下枝や下草がなく、遠くまで見通しが

良くなっています。これは、森の約2mの高さまでの

下層植生や下枝を鹿が食べてできた景観で、

「ディアーライン(鹿摂食線)」とも言い、鹿が

外敵から身を守るために見通しを良くしている

とも言われています。

 

奈良公園の鹿の主食は、奈良公園に自生するノシバです。

 

 

 

 

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奈良の鹿が「神様の使い」と言われるのはなぜ?

 

奈良の鹿は春日大社の社伝によると

768年平城京鎮護のため、鹿島神宮(茨城県)の

武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、白鹿の背中に乗り

御蓋山(みかさやま)に奉還されたという伝説によって

奈良の鹿を「神鹿(しんろく)」として神に聖視し、

保護敬愛されたことで『神の使い』と言われています。

 

 

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奈良の鹿のフンは誰が掃除しているの?

 

奈良の鹿のフンは黒豆にそっくりなんです!!

季節によっては団子状に固まったりもします。

そして、1頭が1日に出すフンは700グラム〜キログラム

だそうですよ。

約1200頭だと1日計1日840キログラム〜1.2トン

あるのだそうです。

1年間にすると300トンをはるかに越す計算になりますね!

 

それだけの「フン」です(^^;)誰かが片付けなければ

衛生上良くないですよね!?

でも、奈良公園管理事務所はシカのフンは全く

掃除していないそうですよ。

 

実はシカのフンをお掃除してくれているのは

「コガネムシ(フン虫)」だったのです☝︎

コガネムシは自然界のお掃除屋さんです!

フン虫の大きさは、約5ミリから約20〜30ミリです。

シカがフンをするとすぐに中に潜り込んで、黒豆サイズの

大きさのフンを1日で分解してしまうんだそうですよ。

そしてハエが産みつけた卵も一緒に食べてしまい、

ハエの発生も防いでくれるのです。

 

奈良の公園で長年シカのフンをお掃除してくれていたのは

小さなコガネムシだったのです。

 

そしてコガネムシによって分解されたフンは公園内に広がる

芝の大切な肥料になるんです!

奈良の公園の芝はシカの主要なエサです。

そして芝は本来刈らなければ成長しません。

なのでシカがせっせと食べることですくすくと育つ

好環境が生まれるのです。

そしてその芝はシカのフンが肥料になって保たれいます。

自然はちゃんと循環しているんですね。

 

奈良公園の園内はおよそ79ヘクタールだそうですが、

その広大な広さの芝刈りを業者に委託すると

なんと年間100億円もの費用が必要になるそうですよ!

でもその芝をシカが食べてくれるため、芝刈りは不要なのです。

シカと奈良公園の関係はとても興味深いですよね。

 

 

 

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奈良のシカは誰が管理しているの?

 

奈良公園のシカは誰かに飼育されているのではなく

野生のシカとしてそこに住み着いていますが、

「奈良の鹿愛護会」が天然記念物「奈良のシカ」の

保護育成のために、様々な活動に取り組んでいます。

 

『奈良の鹿愛護会』が行なっている主な活動内容

は↓↓これら6つがあります↓↓。

 

① 奈良のシカの保護育成

② 保護育成に関する調査研究

③ 保護事業のための普及啓発

④ 鹿と人が共存する地域社会づくりの推進

⑤ 環境教育・環境学習の推進

⑥ 各伝統行事の保存継承

⑦ 施設の維持管理

⑧ 諸団体との連携協力・支援

 

 

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奈良のシカの寿命はどのくらい?

 

鹿の寿命は雄が12〜15歳、雌が20〜25歳です。

最も長生きの鹿は雄21歳、雌27歳です。

 

 

鹿の角は年ごとに少しずつ大きくなっていき、

毎年生え変わり枝角のない一本角は、ひと叉(ひとまた)、

二叉(ふたまた)、三叉(みまた)つので、

およその年齢がわかるそうですよ。

 

奈良では秋に発情期を迎え機が荒くなった雄鹿の角により

人への危害防止、鹿同士が突っつきあって死傷することを

防ぐために、江戸時代から鹿の角を切ることが行われています。

 

 

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奈良の鹿の角きり行事とは?いつ?

 

奈良のシカの角切り行事とは?

 

シカの角によって観光客が怪我をしないように、シカの発情期の

秋に先立ちオスの角を切ることが恒例行事として知られています。

 

 

この、切った角も愛護会の貴重な財産になるんですよ。

 

観賞用などとして販売され、立派な角は10万円ほどの値が

つくこともあるんだそうですよ。

 

「奈良のシカ」角切り行事2019年はいつ?

 

日時:10月12日(土)・13日(日)・14日(月祝)

      12:00〜15:00(開場11:30 最終入場14:30)

 

場所: 春日大社境内 鹿苑角きり場(奈良公園内)

 

観覧料(当日券のみ)

大人(中学生以上)1,000円

こども(小学生)  500円

◎愛護会会員:同伴者1名まで無料

◎障害者手帳をお持ちの方:付き添い1名まで半額

 

(注意事項)

*小雨決行・荒天中止

*完全入れ替え制

*全て立ち見席

*場内バリアフリーではありません

*ペット同伴の入場はお断りしています

*三脚の使用は禁止です

*駐車場はありません(近隣に有料駐車場があります)

 

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奈良の鹿は一体何頭いるの?

 

年度

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

オス鹿

262

196

197

188

198

210

190

204

236

261

355

メス鹿

695

705

713

730

700

736

713

788

715

731

767

子鹿

171

151

186

177

181

148

173

199

229

234

238

総頭数

1,128

1,052

1,096

1,095

1,079

1,094

1,076

1,191

1,180

1,226

1,360

参照:一般財団法人 奈良の鹿愛護会

 

奈良の鹿は1日をどうやって過ごしているの?

 

朝:鹿の1日の始まりは日照と密接な関係にあります。

  日の出の頃に「寝る場所」から「エサを食べる場所」へ

  ゆっくりと移動しながら草を食べます。

 

昼:日中は木陰やひだまりなどの「休み場所」で過ごします。

 

夕:夕方前になると少しずつ移動しながら草を食べ

  朝とは逆に「寝る場所」へと移動して帰っていきます。

 

夜:日没後は「寝る場所」に座り込んで休みます。

  数時間休息した後、深夜過ぎまでまた食べてその後

  また休息をとります。

 

 

 

 

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まとめ

 

◎奈良の鹿は天然記念物に指定されている野生の動物です。

◎奈良の鹿は奈良公園には約1300年の昔から大切に保護されています。

◎鹿のフンはコガネムシによって分解され芝生の肥料になっています。

◎鹿が草を食べることによって、美しい芝を作り出します。

◎芝刈りのプロに頼むと年間100億園もの費用が必要なところ

 鹿が食べてくれるため公園の芝刈りは不要です。

◎奈良公園と鹿は特別な関係が保たれています。

◎毎年秋に先立ち鹿の角借りが行われます。(有料)

 

 

ここまで読んでいただき、

ありがとうございました。

 

 

 

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